オーストラリアおよび海外からの乗客は、旅行者払戻制度(Tourist Refund Scheme:TRS)により、オーストラリア国内で購入した物品のGST(Goods
and Services Tax:消費税)やWET(Wine Equalisation Tax:ワイン平衡税)の払戻しを請求することができます。
この制度を旅行者払戻制度(Tourist Refund Scheme:TRS)といいます。
この払戻しは、旅行者が出国時に手荷物としてオーストラリア国外に持ち出す場合にのみ適用されます。購入したものが食品の場合オーストラリア国内でその全部または一部を消費してしまった場合もしくは、および2000年7月1日以前に購入した物品には適用されません。物品の場合は使用してもその旅行中に購入したことが証明でき、かつTax
Invoiceがあれば問題ありません(Tax Invoiceについては後述)。しかし、まごつき度数が上がりますのでおとなしく使用は控えましょう。
GST払戻し額は、総購入額を11で割れば求められます。WET払戻し額は、総ワイン購入額の14.5%です。
出国時に税関係官が払戻し額を計算します。
たとえば、GST込みで$660の物品を購入したとすれば、$60の払戻しを受けることができます。
もし、その$660が、カメラ($460)とワイン($200)の合計だとすれば、合計払戻し額は$89になります(GST払戻し総額$60およびワインのWET払戻し額$29)。
■この制度の条件
オーストラリアのTRSは、世界のほかの国の払い戻し制度とは異なっています。オーストラリアで払い戻しを受けるためには次の条件を満たしていなければなりません。
条件:
| @ |
オーストラリア出国前30日以内に同一店でA$300以上の買い物をした場合。
複数の商品を同一店で購入しかつ合計金額がA$300以上になる場合でも問題ありません。 |
| A |
購入テンポでTax Invoiceを発行してもらっており、それを提出できる。
Tax Invoiceとは領収証のようなものです。レシートでは認めてもらえませんのでお店できちんとTax Invoiceを発行してもらってください。Can
I have a Tax Invoice, Please? といえば問題ないです。ただしレシートでもTax
Invoiceという記述のあるものならそれで問題ありません。
複数の品物を買って合計金額がA$300以上になる場合はそれぞれのレシートをお店の人に見せ、1つのTax Invoiceを作ってもらってください。 |
| B |
当然ですが、複数の店舗の場合は、各店の買い物はA$300以上でなければいけません。 |
| C |
手続きをとる時に買ったものを見せることができること。 |
| D |
全ての海外旅行者とオーストラリア住民に適応される。ただし、航空及び船舶関係者を除く。 |
| E |
出国まで消費しないこと。 |
注意:乗客がその物品を機内に携帯することを、税関係官が確認できない限り、払戻しを受けることはできません。物品は、持ち主の搭乗する機内または船内に持ち込まれなければなりません。従って、払戻しを受ける物品は手荷物として税関を通らなければなりません。
■買い物をする時にこうしましょう
払戻しを受けるためには、ショッピングをする店でTax Invoiceを受け取らなければなりません。
どの店でも買い物客に対してTax Invoiceを発行できるはずです。このTax Invoiceがなければ払い戻しを受けることができません。
Tax Invoiceには、購入の日付や価格、販売店のオーストラリアン・ビジネス・ナンバー(ABN)、購入商品の名称などが記載されています。
■☆払戻し請求の方法☆
手続きそのものは数分で終わりますが、他の乗客も払戻しを受けるために列に並んでいる場合があります。通常、航空会社が案内している時間的余裕に15分はど多めに余裕をお取り下さい。払戻しは、航空機の出発30分前までしか受け付けていません。
TRS窓口で税関係官に次の品目を提出してください:
・購入した商品−機内持ち込みの手荷物に入れておく
・タックスインボイス(Tax Invoice)の原本−お店で発行してもらっておく
・パスポート
・国際航空路線搭乗券
払い戻し方法を指定してください:
小切手
クレジットカード(Mastercard、Visa、Diners、AMEX、JCB)
TRS窓口は、空港からオーストラリアを出国する場合には、シドニー、ブリスベン、メルボルン、パース、ケアンズ、アデレード、ダーウィン、クーランガッタの各国際空港の税関と移民局の出国ゲートを過ぎたところにあります。
■どんな物品でも払い戻しを受けることができるかどうか
どんなものでも払い戻しが受けられるかというとそうではありません。ただし、携帯手荷物として乗り物に持ち込むことのできる物品はほとんどが払い戻しの対象となります。たとえば、衣料、宝飾、靴、カメラ、小型電気製品、おみやげ、ワインなどです。
■払い戻しを受けられない物品にはどのようなもか
宿泊、レンタカー、ツアーなどのサービス。TRSは国外に持ち出される物品のGSTを払い戻すだけの制度です。サービスは、オーストラリアを出国する前に消費されたと見なされるものですから払い戻しを受けることはできません。
払い戻しを受けられない物品には次のようなものがあります。
ビール、蒸留酒、タバコ製品
これらの物品はデューティーフリー・ショップで関税やGSTを非課税で購入することができます。
GST非課税商品
特定の衛生用品など一部の品目はオーストラリアではGST非課税です。GSTを払っていない物品については払い戻し請求ができません。
消費済み物品
オーストラリア国内で消費、または一部を消費した物品。ワイン、チョコレート、香水など。
危険物
ガス・ボンベ、花火、エアロゾル・スプレーなどの物品は、安全上の理由から航空機や船舶への持ち込みが禁止されています。
■よく聞かれる質問とその回答
Q:タックス・インボイスと領収書とはどう違うのですか?
タックス・インボイスには、明瞭に『Tax Invoice』と印刷され、販売店のAustralian Business
Number(オーストラリア・ビジネス・ナンバー:ABN)、支払GSTを含めた購入価額、購入物品名称、メーカー名称、物品購入年月日などが記載されています。これらの情報は、税関が当該物品の売買を確認するために必要な証拠となります。
$1000を超えるタックス・インボイスの場合には購入者の氏名の他に住所またはABNを記載しなければなりません。
物品を購入する時には、購入者が販売店に対してタックス・インボイスを請求しなければなりません。小売店によってはタックス・インボイスを領収書として発行するところもあります。
Q:物品はどの小売店でも購入することができますか?
タックス・インボイスを発行できる小売店ならどこででも物品を購入することができます。一部の小売店はウィンドウにTRSのロゴを貼り出しています。
Q:複数の店で物品を買うことができますか?
はい。ただし、各店発行の(GST込みで)合計額$300以上の1枚のタックス・インボイスを持っていなければなりません。
Q:オーストラリア出発前30日前30日間の期間に何回かに分けて同じ店から(GST込みで)合計額$300以上の物品を買った場合はどうなりますか?
その小売店で、すべての物品を1枚の合計額$300以上のタックス・インボイスに合同してもらうよう依頼しなければなりません。物品を購入する前にその小売店が1枚のタックス・インボイスに書き直してくれることを確かめてください。
Q:税関で物品を提出できなければどうなりますか?
TRS窓口の税関係官は、その物品がオーストラリア国外に持ち出されることを確認しなければなりません。税関でその物品を提出することができなければ、払い戻し請求が却下される場合もあります。
■税関事務所連絡先
詳しい案内は税関事務所にお尋ねください。
オーストラリア国内から - 1300 363 263 は市内料金でかけられます。
オーストラリア国外から - 61 2 6275 6666
ホームページ(英語):http://www.customs.gov.au/site/index.cfm?site_page_id=4872
電子メール :information@customs.gov.au (英語のみ)
税関への苦情・賞賛などのコメント
電話:オーストラリア国内から - 1800 228 227 フリーダイアル
オーストラリア国外から - 61 2 6275 6666
電子メール:comments@customs.gov.au (英語のみ)
タックスフリー・ショッピングに関するお問い合わせは、オーストラリア国税庁にお尋ね下さい。
電話:13 61 40 は市内料金でかけられます。
ホームページ(英語):http://www.taxreform.ato.gov.au/
英語が話せず、通訳が必要な場合には、翻訳通訳サービス:13 14 50 にご連絡ください。
TTYサービスは、1300 130 478 にご連絡ください。
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